プロジェクトストーリー

岐阜から世界へ。
海外拠点と日本チームの両輪で進むNBKのグローバルプロジェクト

NBKでは2023年に東南アジアに新たな拠点を置くことを発表し、現在シンガポールを中心に、東南アジア、オーストラリア、インドなどに向けて商品の販売をしています。この拠点の立ち上げを経験したS.H.さんと、日本から海外のお客様をサポートしているY.S.さんに、グローバル事業の現場について聞きました。

member

インサイドセールス

Y.S.

海外営業(現地法人所属)

S.H.

story 01

文化も法律も商習慣も異なる外国。
海外拠点の立ち上げは、「理解してNBKとしてどうアレンジするか、苦労しました」

S.H.

NBKの本社は岐阜で、中国と米国に現地法人があります。2023年に、東南アジアに新たに現地法人を作ることが決まりました。このプロジェクトが始まった当時、私は中国にいたのですが、声が掛かりシンガポール拠点の立ち上げを担当しました。

Y.S.

私は昨年中途で入社しました。海外向けのインサイドセールスチームにいて、岐阜から東南アジアなど海外のお客様の対応をしています。対応内容は、見積り依頼、技術的な問い合わせ、環境に関する証明書の発行依頼などです。

S.H.

当社は、ニッチで替えの利かない商品を扱っており、オーダーメイドの相談にも応じています。こうした点が、国内だけでなくグローバル市場での当社の強みでしょうね。
ただ国が違えば文化も法律も商習慣も違います。拠点の立ち上げの際には、まずこれらを調査して理解をすることから始めました。そしてそれをNBKとしてどうアレンジすべきか、様々な観点から検討して折り合いをつけるのが大変でした。
現在のところ、シンガポール拠点は少人数の日本人で運営しています。お客様先に営業に出かけている間に様々な問い合わせが入ってきますが、それを日本チームがリアルタイムで対応してくれます。少人数で活動できているのは、Sさんをはじめとする日本チームのサポートのおかげです。

Y.S.

代理店様から、海外拠点ではサービスが低下するのでは、と心配する声をいただいたこともありました。でも日本から国内同様のきめ細かいサービスを提供しており、幸いお客様に安心していただいています。

S.H.

海外で働く社員の立場で言うと、様々な部門の経験ができるメリットがありますね。私は20数年国内の営業一筋でしたが、中国の現地法人では、経理、商品開発、生産、マーケティングなど営業以外の経験ができ、視野が広がりました。この経験はシンガポール拠点の立ち上げの際、大いに役立ちました。

story 02

国内にいながらグローバルに働く

Y.S.

私は海外のお客様と英語でコミュニケーションをして、お客様に喜んでいただくことに、とてもやりがいを感じています。お互い英語がネイティブでないこともあり、できるだけわかりやすい単語を使うように気を付けています。幸い時差が少ないので、電話をすることもあります。メールで何度もやり取りするより、電話で説明したほうが速いこともありますからね。チームには中国人もいて、対応言語は日本語、中国語、英語、韓国語です。

S.H.

外国語は重要なスキルであることはもちろんですが、その国の文化や人に興味を持ち、積極的にコミュニケーションを取る姿勢が何より重要じゃないかな。

Y.S.

私も積極的な姿勢は大事だと思います。確かに外国の方とのコミュニケーションは、大変なこともありますね。例えば海外の代理店の方向けに、英語のマニュアルを最新化する、アプリの使い方を説明するなど日本チームで工夫をしているのですが、毎回アプリを使わずメールをしてくる方がいて、意思疎通が難しいなと感じます。

S.H.

海外では、NBKを全く知らない方にアプローチすることもあります。だから語学はもとより、新規開拓するバイタリティやチャレンジ精神が必要だと思います。ゼロの市場を1や2にする喜びは大きいですよ。

story 03

組織を越えた協力体制と風通しの良い職場環境

Y.S.

転職して感じたのは、NBKは上司との距離がとても近いということ。上司を役職ではなく名前で呼びますし、中には下の名前で呼ばせていただいている方もいます。部下から声を上げやすく、何か提案しても否定されることが全くなくて驚きました。だから改善のアイディアなどを積極的に提案することができます。

S.H.

私も入社の面接のときから「他社に比べ人間関係がフラットでのびのび働けそうだな」と感じていました。これまで多くの成功も失敗も経験してきましたが、失敗も受け入れてくれる懐の大きい会社です。この社風は、Sさんたち次世代にも引き継いでいってほしいです。

Y.S.

長く対応していたお客様から受注いただいたときには、チームみんなで手をたたいて喜び合いました。和気あいあいとした雰囲気の職場です。またチーム内でFAQを作ってノウハウを蓄積するなどの工夫もしています。チーム一丸となって目標に向かって楽しく仕事をしています。
またインサイドセールスは遠隔でサポートするため、余計に日本でのチームワークを大切にしたいですね。技術はここ、岐阜に蓄積されているので、チーム内だけでなく社内の部署間でスムーズに連携して、より早く正確に世界のお客様にレスポンスができるよう心がけています。少しずつ仕事に慣れてきたので、問い合わせなどを受けるだけでなく、今後はこちらから提案したりすることも、検討していきたいです。

S.H.

組織も、ガチガチの縦割りではないですね。隣の部署の先輩や上司に相談することも、よくあります。Sさんのチームとは、これまでシンガポール拠点の立ち上げから一緒に様々なことを乗り越えてきました。この先、新たな展開があるかもしれませんが、この経験を活かしてまた一緒に仲間として働けたらと思います。

Y.S.

経験や営業の知識が少なかったので、ご迷惑をおかけしたこともあったと思いますが、貴重な経験ができた1年でした。