単位 : mm
品番 | 軸穴径 | タイプ | A | F | L | H | セットボルト*1 | キー*1 | セットスクリュー*2 | 質量*2 (kg) |
許容伝達トルク (N・m) |
価格 (円) |
税込 価格 |
CAD ダウンロード |
標準品を購入 | 在庫/非在庫 | ||||||
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呼び | 長さ | 本数 | ソケッチレンチ呼び | 締めつけトルク(N・m) | 幅 | 長さ | 呼び | 締めつけトルク(N・m) | ||||||||||||||
W1-170-Q | 170 | 3b:軸穴径160~190 | 215.9 | 317.4 | 209.5 | 36.5 | M20 | 80 | 4 | 30 | 240 | 32 | 145.9 | - | - | 47 | 10700 | 604,000 | 664,400 | CAD | カート | 非在庫品 |
*1: セットボルト・セットスクリューは付属しています。
*2: 標準軸穴径の中間サイズでの質量です。
W1-170-Qの材質・仕上げ
イソメックブッシング | |
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本体 | FC200以上 |
セットスクリュー | スティール |
セットボルト | スティール |
シャローキー | スティール |
W1-170-Qの特長
安全で確実な締結システムです。
- テーパしまりばめの原理により、締結力は焼きばめと同等。確実でしかも安定した締結が得られます。
- また、キー・押しねじを使用するこれまでの締結方法にみられたフレッティング現象や、回転中心と軸心との不一致に起因する振動などのトラブルもありません。
設計変更への対応が容易です。
- イソメックブッシングシステムを採用することで回転比・出力などの設計変更に容易に対応できます。たとえば、シャフト径の変更に対してはブッシングを取り替えるだけ。また、あるサイズのシャフトに対しさまざまなサイズのプーリーを交換することもでき、場合によってはイソメックSPプーリーをイソメックポリドライブプーリーと交換するなど、異なった種類の回転伝動機器を取りつけることもできます。
納期短縮・在庫削減などの効果があります。
- イソメックブッシングシステムによる設計の標準化は、在庫点数およびその調達・納期管理・在庫管理に要する工数を削減し、軸穴加工などの追加工が不要なこととも相俟って、トータルコストを削減します。
あらゆる回転伝動機器に適用できます。
- イソメックSPプーリー・イソメックポリドライブプーリーのほか、歯付プーリー・フラットプーリー・スプロケット・ギア・カップリングなど、あらゆる回転伝動機器のシャフトとの締結に利用できます。
- また、アダプタあるいはボルトオンハブ・ウェルドオンハブを利用することで、ブッシングシステムとして設計・製作されていない回転伝動機器にもイソメックブッシングを適用することができます。
14倍にもなるレンチの力
取りつけは簡単なのに大きな締結力。その秘密は…取りつけの際、六角レンチの締めつけトルクTは、ねじ締めつけ力Piとして働き、テーパの楔効果によりテーパ面にグリップ力Qを生じます。このとき、テーパ面に生ずるグリップ力Qはねじ締めつけ力Piの約14倍もの大きさになります。そしてこれがシャフトグリップ力Q'として働き、プーリー― ブッシング― シャフトが強く締結されます。
取りはずしの際は、摩擦力Fμに打ち勝つねじ締めつけ力Prを与えることで、プーリー― ブッシング― シャフトは簡単に分離します。
標準軸穴径
品番 | 標準軸穴径(mm) | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
48 | 50 | 55 | 60 | 65 | 70 | 75 | 80 | 85 | 90 | 95 | 100 | 110 | 120 | 125 | 130 | 140 | 150 | 160 | 170 | 180 | 190 | |
S1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ▼ | ▼ | ▼ | ▼ | ||||||||||
U0 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ▼ | ▼ | ▼ | ▼ | ||||||||||
U1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ▼ | ▼ | ▼ | ▼ | ||||||||||
W1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ▼ | ▼ | ▼ | ▼ |
* キー溝の種類を選択できます。
●:N新JIS平行キー溝およびQ旧JIS平行キー溝から選択できます。
▼:N新JIS特殊キーおよびQ旧JIS特殊キーから選択できます。(特殊キーはブッシングに付属しています。)
適用シャフトの外径の寸法許容差はm6です。非在庫品です。納期はお問い合わせください。
使用キー
タイプ3aのイソメックブッシングにおいて、ブッシングとシャフトの間にキーを使用する場合は、それぞれの標準軸穴径に対し表に示す呼び寸法の平行キーを使用してください。こう配キーは使用しないでください。なお、タイプ3bのイソメックブッシングには、プーリー・ブッシングおよびシャフトの間に使用する特殊キーが付属しています。シャフトのキー溝は幅・深さとも、新JISおよび旧JISの平行キー溝と同一規格としてください。
N新JIS平行キー
単位 : mm
標準軸穴径 d |
キー 呼び寸法 b×h |
標準軸穴径 d |
キー 呼び寸法 b×h |
標準軸穴径 d |
キー 呼び寸法 b×h |
---|---|---|---|---|---|
48 50 |
14×9 | 80 85 |
22×14 | 125 130 |
32×18 |
55 | 16×10 | 90 95 |
25×14 | 140 150 |
36×20 |
60 65 |
18×11 | 100 110 |
28×16 | 160 170 |
40×22 |
70 75 |
20×12 | 120 | 32×18 | 180 190 |
45×25 |
ブッシングのキー溝b幅寸法許容差はJS9です。
Q旧JIS平行キー
単位 : mm
標準軸穴径 d |
キー 呼び寸法 b×h |
標準軸穴径 d |
キー 呼び寸法 b×h |
標準軸穴径 d |
キー 呼び寸法 b×h |
---|---|---|---|---|---|
48 50 |
12×8 | 80 | 20×13 | 125 | 32×20 |
55 60 |
15×10 | 85 90 95 |
24×16 | 130 140 |
35×22 |
65 70 |
18×12 | 100 110 |
28×18 | 150 160 |
38×24 |
75 | 20×13 | 120 | 32×20 | 170 180 |
42×26 |
190 | 45×28 |
ブッシングのキー溝b幅寸法許容差はF7です。
取りつけ・取りはずし(タイプ3)
タイプ3のイソメックブッシングには、3ヵ所のキリ穴と2ヵ所のねじ穴(品番W1はキリ穴とねじ穴が交互に等間隔にそれぞれ4ヵ所)があけられています。また、テーパ部にはキー溝が1ヵ所あります。一方、プーリーには、3ヵ所のねじ穴(品番W1の適用プーリーには4ヵ所のねじ穴)があけられています。また、テーパ部にはキー溝が1ヵ所あります。
プーリーおよびブッシングのテーパ部のキー溝は付属の専用キーのためのもので、タイプ3aにおいてはプーリーおよびブッシングの間に、タイプ3bにおいてはプーリー・ブッシングおよびシャフトの間にこの専用キーを使用します。
なお、フランジ外周部には、キー押さえのためのタップ穴があり、付属の専用セットスクリューを使用します(品番W1のタイプ3bは除きます)。
取りつけ―図3-1の場合
- ブッシング、プーリーのテーパ穴およびシャフトを清潔にしてください。
油・ゴミは禁物です。
-
タイプ3aは、ブッシングのテーパ外周部へ付属のキーをセットし、プーリーのキー溝にそってブッシングを挿入してください。
タイプ3bは、ブッシングにキーをセットしない状態で挿入してください(なお、付属のキーは、あらかじめシャフトにセットします)。
セットボルトをブッシング側から挿入し、わずかに締めつけます。ねじ部は潤滑しないでください。
セットボルトはかならず付属のものを使用してください。
③で組みつけたプーリーとブッシングにシャフトを挿入します。
なお、タイプ3aのブッシングにおいてブッシングとシャフトの間にキーを使用する場合は平行キーを使用し、これをあらかじめシャフトのキー溝に埋め込んだ状態で、プーリーとブッシングをセットしてください。こう配キーは使用しないでください。
ソケットレンチでセットボルトを交互に少しずつ一様に締めつけます。締めつけ完了の時点でブッシングのフランジ部とプーリーのハブ部との間に隙間のあることを確認してください。
セットボルトが締まりにくい場合は、ブッシングおよびプーリーのハブ部を木またはプラスティックハンマで軽くたたいてください。セットボルトの締めつけトルクは別表にしたがってください。
不均一な締めつけ方は振れの原因になります。
-
キー押さえのために付属のセットスクリューを締めつけてください(品番W1のタイプ3bは除く)。
セットスクリューの締めつけトルクは別表にしたがってください。
- プーリーの外周およびリム側面の振れを測定し、許容値以下であることを確認してください。また、10分間程度の負荷試運転を行い、締結状態とセットボルトの締まり具合を確認してください。
セットボルトの締めつけトルク
品番 | セットボルト 呼び (mm) |
締めつけトルク (N・m) |
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S1 | M12 | 70 |
U0 | M16 | 140 |
U1 | M16 | 140 |
W1 | M20 | 240 |
セットスクリューの締めつけトルク
品番 | セットスクリュー 呼び (mm) |
締めつけトルク (N・m) |
---|---|---|
S1 | M10 | 20 |
U0 | M10 | 20 |
U1 | M12 | 38 |
W1 | M16 | 95 |
取りはずし―図3-1の場合
- まず、セットボルト・セットスクリューをすべて取りはずしてください。
- つぎに、ブッシングのねじ穴にセットボルトを挿入し、交互に締め込みます。セットボルトはプーリーのハブ側面に当たり、これを突き押すことでプーリー・ブッシング・シャフトは分離し、簡単に取りはずすことができます。
適用シャフトの外径の寸法許容差
単位 : mm
シャフト径 | 寸法許容差(m6) |
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φ48~φ50 | +0.009~+0.025 |
φ55~φ80 | +0.011~+0.030 |
φ85~φ120 | +0.013~+0.035 |
φ125~φ180 | +0.015~+0.040 |
φ190 | +0.017~+0.046 |