公開日:2014年03月31日
タイミングプーリーのベタードライブのために
1.プーリーのアライメント
プーリーのアライメントは、直定規・紐などを利用して、tanα≦6/1000であることを確認してください。アライメントが不適切な場合、ベルトがプーリーフランジに干渉しベルト側面が摩耗し、破損の恐れがあります。また、ベルト両端の張力差が大きくなり、ベルト寿命は短くなります。
同時に、シャフトに対するプーリー側面の振れが0.1mm以内であることも確認してください。
2.軸間距離調整代
ベルトは、極めて伸びの少ない材料を使用しています。予め軸間距離を理論値に設定するとベルトを取りつけることができなくなり、力強く取りつけるとベルトが損傷します。
また、ベルト長さ、歯先円直径、軸間距離のわずかな誤差でベルト初張力は大幅に変化するため、軸間距離の調整が必要です。
ベルトタイプ | 内側への最小調整範囲 |
---|---|
1.5GT | 4 |
2GT | 4 |
3GT | 5 |
ベルトピッチ周長 | 外側への最小調整範囲 | |
---|---|---|
を超え | 以下 | |
- | 500 | 3 |
500 | 1000 | 5 |
3.ベルトの張り方
ベルトの張りが不適切な場合には、ベルトやプーリーの振動・スリップ・異常摩耗あるいはベアリングの加熱、シャフトの早期損傷の原因となることがあります。したがって、ベルトの張りを定量的に管理する必要があります。ベルトの張りに必要なたわみdとたわみ荷重Tdを計算し、適切なベルト張力でご使用してください。

S:スパン長さ(mm)
Dp:大プーリーピッチ円径(mm)
d:たわみ(mm)
C:軸間距離(mm)
dp:小プーリーピッチ円径(mm)
Dp:大プーリーピッチ円径(mm)
d:たわみ(mm)
C:軸間距離(mm)
dp:小プーリーピッチ円径(mm)
●取付張力:Ti たわみ荷重:Td
ベルトタイプ | ベルト幅 (mm) |
取付張力 Ti (N) |
たわみ荷重 Td (N) |
---|---|---|---|
1.5GT | 3 | 5.6 | 0.35 |
2GT | 4 | 9.4 | 0.59 |
6 | 15.8 | 0.99 | |
3GT | 6 | 29 | 1.9 |
9 | 44 | 2.9 |
4.軸荷重
ベルトの取付張力とプーリーの直径により、軸荷重を計算することができます。ベアリングに作用する荷重の参考にしてください。
θ:接触角度(°)
● 静軸荷重:Fa
Fa:静軸荷重(N)
Ti:取付張力(N)
● 動軸荷重:Fb
Te:有効張力(N)
Dp:ピッチ円直径(mm)
Pm:伝動動力(W)
n :回転数(min-1)
Fb:動軸荷重(N)
取付方法・メンテナンス
プーリー・シーブ