材質・仕上げ

特長

• 装置や安全柵などのドアやカバーの安全スイッチ・監視に使用できるヒンジです。
• 本体材質は耐蝕性にすぐれたステンレス鋳物製です。
• ドアを開けるとスイッチの接点が動作します。NC接点によりドアの開放とともに回路を遮断し、同時にNO接点によりドアの開放を通知します。
• NC接点は直接開路動作型のスローアクション接点を備えているため作動時に確実に開放します。
• スイッチ動作角度の調整が可能です。
• ヒンジはめねじタイプで、ドアの背面から取りつけることによりいたずら防止になります。
• 2種類の配線タイプがあります。
  HNSWS-76-126-＊----コネクタタイプ
  HNSWS-76-126-CK-＊----ケーブルタイプ
• コネクタタイプは、配線の引き出し方向を3タイプから選べます。
• コネクタタイプHNSWS-76-126-＊にはコネクタつきケーブルUSCA-M12-8-＊-＊が使用できます。

使用上の注意

• 次のような環境では使用しないでください。
  ・急激な温度変化により結露が発生する場所
  ・スイッチに強い振動を与える場所
  ・爆発性ガスや引火性ガスがある場所
• 設置中および設置後の注意事項
  取りつけおよびメンテナンスは有資格者のみ行ってください。
• 衝撃と振動
  スイッチに衝撃を与えないでください。過度の衝撃や振動は、スイッチの正常な動作を保証しない場合があります。
• 配線時の注意事項
  「仕様」の使用負荷種別に基づいた使用電圧と電流の値以下であることを確認してください。
  接点保護用のヒューズを直列に接続して使用してください。
  いかなる場合でも、スイッチの裏蓋を開けないでください。
• 使用制限
  安全スイッチヒンジ（ステンレス製）HNSWSは取扱説明書に従って動作限界と安全性を十分に守って使用してください。
  安全スイッチヒンジ（ステンレス製）HNSWSの使用には、以下の規格の知識と遵守が必要です。
  ・EN 954-1
  ・EN 60204-1
  ・EN 1088
  ・EN ISO 12100-1
  ・EN ISO 12100-2
  以下の想定していない用途や取りつけ方法で使用しないでください。
  原子力発電所、列車、航空機、自動車、焼却炉、医療機器、その他2人以上の安全がスイッチの正しい操作に依存するような用途で使用しないでください。

取りつけ

取りつけ例（HNSWS-76-126-＊を中空の□30と□45の角フレームに取りつけた場合）

ヒンジ取りつけに使用するねじ長さは、取りつけ対象のドア・カバー厚さt寸法＋8mmにしてください。それより長いまたは短い場合、ヒンジを損傷する可能性があります。
推奨締めつけトルクは10N・mです。
HNSWS-76-126-CHNSWS-76-126-CK-＊はドア内部に配線することが可能です。

ヒンジの旋回角度

ヒンジの旋回角度は180°を超えないように使用してください。

配線・コネクタ

安全スイッチヒンジHNSWSを安全スイッチ（ドアインターロック装置）として使用する場合、回路は必ずNC接点に接続し、NC接点回路保護用のヒューズを直列に接続してください。
コネクタタイプの安全スイッチヒンジHNSWS-76-126-＊にはコネクタつきケーブルUSCA-M12-8-＊-＊が使用できます。
コネクタタイプHNSWS-76-126-＊のコネクタを回路から外す前に、回路電圧をオフにしてください。
コネクタタイプHNSWS-76-126-＊はPELV回路でのみ使用可能です。

スイッチ動作角度の確認・調整

スイッチの動作角度を確認し、必要に応じて動作角度をマイナスドライバーで調整してください。

ヒンジのスイッチ機能は、機械の運転開始前にスイッチが正しく動作していることを確認してください。
その後、ヒンジが開くたびに保護装置によって機械が停止することを確認してください。

調整前の動作角度は、NC接点は2.5°、NO接点は4°です。
NC接点とNO接点のスイッチ動作角度はともに0°方向へ最大2°まで調整可能です。
NC接点とNO接点のスイッチ動作角度を個別に調整することはできません。（例：NC接点の動作角度が1.5°に調整されると、NO接点の動作角度は3°に調整されます）
直接開路動作角度は7°で固定されています。

密閉プラグの取りつけ

ヒンジの取りつけ後、必ず付属の密閉プラグで動作角度調整用の穴を塞いでください。
密閉プラグが正しく挿入されていないと、ほこりや液体が電気接点に侵入し、装置の機能が損なわれる可能性があります。

強度

仕様

ドアの重量

ヒンジを1個使用する場合

ヒンジを2個使用する場合

ヒンジを3個使用する場合

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