公開日:2025年06月02日

リニアスライドレールとは?種類と特長を一挙紹介!

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midashi

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ichiran


リニアスライドレールとは

ボールベアリングを使用して滑らかな直線運動を実現する直動案内機構です。
レールは押し出しで製造、かつ摺動面は高周波焼き入れを施しています。
また、定格荷重・静粛性能においてすぐれており、水平方向の取りつけに適しています。( TSK TSL は除く)
耐久性が求められる産業機械や生産施設で使用されています。


リニアスライドレールの機能

機能・タイプ別

モーメント荷重対応

縦方向・横方向・回転方向といったさまざまな方向からの荷重に対応。
1本のみで使用可能。

TSJ

水平取りつけ対応

水平方向・垂直方向のどちらにも取りつけが可能なリニアスライドレールです。
ストローク量は全閉時の全長を上回り、可動域の広さが魅力のロングストローク仕様。

TSM

S形状

幅をコンパクトに抑えた、断面がS形状のリニアスライドレール。
ストローク量は全閉時の全長を上回り、可動域の広さが魅力のロングストローク仕様。

TSK
TSK_cad

H形状

高さをコンパクトに抑えた、断面がH形状のリニアスライドレール。
ストローク量は全閉時の全長を上回り、可動域の広さが魅力のロングストローク仕様。

TSL
TSL_cad

リニアスライドレール選定表

定格荷重から探す

TSI_TSJ_TSK_TSL_TSM


品番 高さ
定格荷重(N)*1
FR(N) FA(N)  Mx(N・m)    My(N・m)    Mz(N・m)  
TSI 28 3580~12545 2500~8780 37~300 25~300 18~62
35 9980~22270 6985~15590 219~560 156~745 50~109
43 23140~40775 16200~28540 790~2455 552~1710 157~275
TSJ 28 645~3595 452~2515 30~625 23~435 17~74
35 2100~5510 1470~3860 218~1295 155~914 56~125
43 3540~9490 2480~6530 444~2405 313~1685 119~273

*1 1本あたりの定格荷重です。取りつけ穴をすべて使用為た場合の参考値です。固定化書を減らした場合定格荷重が減少します。
荷重の方向などは技術資料をご確認ください。



TSKを使用した例

TSK_gazo


品番 高さ 定格荷重(N) *1
TSK 80 587~1510
97 1265~2830
117 2140~4755
TSL 28 447~1140
35 1035~1930
43 1890~2580
TSM 28 342~496
35 346~534
43 714~870

*1 1本あたりの定格荷重です。取りつけ穴をすべて使用為た場合の参考値です。固定化書を減らした場合定格荷重が減少します。
荷重の方向などは技術資料をご確認ください。



移動距離から探す

品番 高さ
移動距離(mm)
~200 ~400 ~600 ~800 ~1000 ~1200 1201~
TSI 28 - - -
35 - -
43 - -
TSJ 28 - - - - -
35 - - - - -
43 - - - - - -
TSK 80 - - - -
97 - - - -
117 - -
TSL 28 - - - - -
35 - - - - -
43 - - - - -
TSM 28 - - - - -
35 - - - - -
43 - - - - -

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