小型精密軸継手のグッドデザイン賞受賞について

新商品<MJC>(ジョータイプフレキシブルカップリング)が2012年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。
小型精密軸継手(当社商品名Couplicon®)は、ハイテク精密機械装置の動力伝達・制御・位置決めのための部品(モータの回転動力を機械側に精密に伝える部品)であり、半導体製造装置・液晶/有機ELパネル製造装置・工作機械・医療機器などのハイテク機器に使用されています。
今回、グッドデザイン賞を受賞した<MJC>シリーズは、中国その他の新興国市場をはじめ、グローバル市場を対象市場とし、製造は2011年11月に操業開始した当社中国現地法人(鍋屋百廸精密機械(蘇州)有限公司)で行うことを前提に、「高精度」・「リーズナブルプライス」・「美しいラウンドフォルム」をコンセプトとして開発。2012年6月1日に全世界で販売を開始いたしました。
グッドデザイン賞の審査員の評価(公益財団法人日本デザイン振興会のHPより引用)
高トルク、振動吸収タイプの軸継ぎ手(フレキシブルカップリング)である。この製品は搬送装置やインデックステーブルなどで使用されていて、普段人目につかない部品である。優れた特徴は、アルミ合金ハブ(本体)の困難なコーナー・エッジの手作業によるバリ取りを、徹底して高精度切削加工に置き換え、やわらかで均一なR面取りにて仕上げたところにある。人の手による仕上げのばらつきを排除して、品質の均一化と同時にコストダウンを達成した。組み立て時やメンテナンス時に手に触れた時の感触まで心地よく、安全に使ってもらうことを心がけた、ジャパン品質の好例である。
商号:鍋屋百迪精密機械(蘇州)有限公司
所在地:中華人民共和国江蘇省常熟東南経済開発区黄浦江路76号 郵便番号21550
phone:+86-(0)512-5290-1560,fax:+86-(0)512-5290-5131
董事長(代表取締役):佐藤雅英(鍋屋バイテック株式会社専務取締役)
董事(取締役):鷲見正幸,上岡定夫,谷口達也
監事:岡本友二郎
総経理:鷲見正幸
資本金:5百万USドル
総投資額:12.5百万USドル
出資:鍋屋バイテック株式会社全額出資
会社設立:2010年10月13日
操業開始:2011年11月1日
事業目的:小型精密軸継手・直動関連機器・特殊ねじ等,伝動・制御・位置決めに係る機械部品の製造・販売
当社は,これまでに以下の製品がグッドデザイン賞その他の工業デザイン賞を受賞しています
- ミニチュアカップリング<MST>
1988年度 通商産業省選定 グッドデザイン商品
Industrie Forum Design Hannover Award for good industrial design 1991 - マシンエレメンツ<LEM>
1991年度 通商産業省選定 グッドデザイン商品 - マシンエレメンツ<KDM/KDF,KRM/KRF/KRR,KLM/KLF>
1991年度 通商産業省選定 グッドデザイン商品 中小企業庁長官特別賞受賞 - ミニチュアカップリング<MOL>
1991年度 通商産業省選定 グッドデザイン商品
Industrie Forum Design Hannover Award for good industrial design 1993 - ミニチュアカップリング<MHS/MHW>
Industrie Forum Design Hannover Award for good industrial design 1993 - ミニチュアカップリング<XGT/XGS,XBW/XBS,XRP>
2007年度 グッドデザイン商品 - リニアクランパ・ズィー スマート・ズィーシリーズ HKL/HKC
2011年度 グッドデザイン商品
グッドデザイン賞とは・・・(公益財団法人日本デザイン振興会のHPより)
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度です。その母体となったのは、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」であり、以来50年以上にわたって、私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにする「よいデザイン」を顕彰し続けてきました。
その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、受賞数は毎年約1,000件、50年間で約37,000件に及んでいます。賞はこの「グッドデザイン賞」と、さらに複数の「特別賞」で構成され、受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。
グッドデザイン賞は、家電やクルマなどの工業製品から、住宅や建築物、各種のサービスやソフトウェア、パブリックリレーションや地域づくりなどのコミュニケーション、ビジネスモデルや研究開発など、有形無形を問わず、人によって生み出されるあらゆるものや活動を対象としています。